Java初心者がつまずくのがこのメソッド。
・メソッドとはなにか?
・メソッドのメリット
・メソッドを定義する(作成)
・メソッドの呼び出し方(使い方)
を解説します。
ではメソッドとは何かをまずは解説します。
メソッドとは?
メソッドとは簡単にいうと部品です。
メソッドは複数の文をまとめて、
それを1つの処理とする部品です。
たとえば簡単にメソッドを書いていくと
public class Test{
public static void money(){
System.out.print(“お金大好き”);
}
}
というソースコードがあります。
この中でメソッドは「money()」です。
このmoney()というメソッドの中には
「お金大好き」を表示させる命令が入っています。
簡単に言えばこれだけです。
後ほど解説しますが、
ソースコードでmoney()と書くと「お金が大好き」が表示されるのです。
メソッドの基本はこれだけです。
命令文をもった部品、それがメソッドです。
メソッドがあると何がいいのか?
メソッドを使わないで、お金大好きを表示させるには
System.out.print(“お金大好き”);といちいち書かなくてはなりません。
しかし一度、money()メソッドの中にSystem.out.print(“お金大好き”);の命令を入れ込んだので、
System.out.print(“お金大好き”);と書かず
money();
money();
と書くだけで
お金大好き
お金大好き
という文章が呼び出されるのです。
いまはたった一文の動作でSystem.out~~~と書いてもいいかもしれませんが、
実用的なJavaではメソッドを作る方が絶対に楽になるのです。
長い命令文を何度も書かなくて済むので作業効率があがり、
ソースコードが見やすくなってエラーが見つけやすくなる。
それがメソッドを使うメリットなのです。
メソッドの使い方
メソッドには二つの動作が必須です。
それは
「メソッドを作成する」行動(定義する)と
「メソッドを使う」行動(呼び出す)です。
このメソッドを作成するというのがメソッドを定義するということになります。
そのメソッドの定義(作成)の仕方を解説します。
メソッドを定義する(作成する)
メソッドを定義するにはある定型文を使います。それがこちらです。
public static 戻り値 メソッド名(引数リスト){
メソッドが呼び出された時に実行される命令
}
この定型文に当てはめることでメソッドを定義できます。
先ほどのmoney()メソッドを見ていきましょう。
public class Test{
public static void money(){
System.out.print(“お金大好き”)
}
}
定型文と照らし合わせると
「戻り値」が「void」、「メソッド名」が「money」、
「(引数リスト)」が「()」、
「メソッドが呼び出された時に~~」が「System.out.print(“お金大好き”)」となります。
*ときにはpublicやstaticでない場合もあります。*
「戻り値」が「void」や「(引数リスト)」が「()」については
メソッドの呼び出し方を解説した後に出てきます。
まずは{}内の「メソッドが呼び出された時に~~」の部分です。
ここはメソッドブロックと言って、ここに命令文を書きます。
そして「メソッド名」は自分で自由に決められます。
例文のようにmoneyやbookなどわかりやすい名前をつけます。
しかしメソッド名として利用できない単語があります。
それはこちらに書いています。
メソッドの呼び出し方(メソッドの使い方)
では次にメソッドの使い方を解説します。これも同じく定型文があります。
メソッド名(引数リスト);
これに当てはめることでメソッドを呼び出すことができます。
先ほどは単純にmoney();と書いただけですが、
詳細なソースコードを書いていきます。
public class Test{
public static void money(){
System.out.print(“お金大好き”)
}
public static void main(String[] args){
money();
}
}
これを実行すると、
お金大好き
と実行されます。
メソッド名(引数リスト)というメソッドを呼び出す定型文に
money()が当てはめられています。
これで「お金大好き」という文章が表示されます。
ではメソッドの定義(作成)と使い方がわかりました。
では語ってこなかった
「戻り値」が「void」や
「(引数リスト)」が「()」は
こちらに書いています。
まとめ
メソッドの意味、定義、使い方がわかりましたでしょうか?
シンプルに解説しましたが、この基本が生かされるのです。
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