Javaでは戻り値という普通に生活していたら
触れないような用語に出会い、多用する羽目になります。
したがってJavaを扱う上で
この戻り値を理解して使いこなさなければなりません。
では初心者さんも含めわかりやすく
戻り値とは何か?
戻り値を受け取るとは、使い方は?
を解説します。
また戻り値の説明には「メソッド」という用語が登場します。
メソッド?となるあなたはこちらを先に見てください。
戻り値とは?
メソッドが呼びされる時に呼び出し元のメソッドへ値を返すことを
値を戻すと言います。
この戻される値のことを戻り値と言います。(返り値ともいう)
値の戻し方
先ほどは値の戻し方をお話ししました。
実際に値を戻す時に使う定型文はこちらです。
public static 戻り値の型 メソッド名 (引数リスト・・) {
メソッドが実行された時の処理
return 戻り値;
}
この定型文は「return 戻り値」の部分に注目してほしいですが、
まずはメソッド名、引数リストにポカンとしてしまったあなたはこちらを見てください。
では「return 戻り値」とはreturn文とも言うのですが、
returnの後ろ(戻り値)に書かれた値を呼び戻し元のメソッドに戻すことができる文章です。
この戻り値の部分には変数名を書きます。(return 変数名(戻り値);)
また変数ではなくそのまま数値を入れたり
文字列をそのまま書き込むこともできます。
では「戻り値の型」とありますがここには
intやStringのデータ型を書いていきます。
例えば return 戻り値の戻り値の部分で1という数字を戻したいときは
int、文字列を戻したいときはStringとなります。
次に戻り値を受け取る方法を書きます。
メソッドを呼び出して、戻り値を受け取る方法
これにも定型文があります。それは以下です。
型 変数名 = メソッド名(引数リスト);
まず「=」は代入演算子と言って=の右側から先に、メソッドの呼び出しが先に行なわれます。
その後returnで値を戻す時にメソッド(引数リスト)が戻ってきた値に置き換わります。
それは「型 変数名 = メソッドの戻り値;」になります。
最後に戻り値に変数が代入されます。(左側が評価される)
では戻り値や戻し方、受け取り方を解説したので
実際にソースコードを書いていきます。
public class Test {
public static int book(int c , int j) {
int w = c + y;
return w;
}
public static void main(String[] args) {
int w = book(1,1);
System.out.print(w + “人で1人”);
}
}
これを実行すると
2人で1人
と評価されます。
ソースコードの意味を解説すると
「public static int book(int c , int j) 」の部分はメソッドを作成しています。
定型文にすると
「public static 戻り値の型(int) メソッド名(book) (引数リストがint c , intj )」となります。
Javaの学習したてはpublic static 「void」だったのですが、
戻り値があるためintになります。「void」は何もない時に使われます。
「int w = c + y;」がメソッドが実行された時の処理です。
そして「return w;」がreturn 戻り値(変数)となります。
ここの一連の流れは
bookというメソッドを戻り値の型を使用して作成され
returnで数値を戻そうとしています。
そしてmainメソッドでint w = book(1,1);でメソッドを呼び出して
数値を入れてそれが変数wに代入されます。
System.out.print(w + “人で1人”);で変数の数値が表示されます。
まとめ
戻り値は理解できましたでしょうか?
戻り値を使って慣れていきましょう。
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