最近こんなお客さんに会いました。
いつも通り秘密の質問で解決しようとしたんですが、
おっと、これはアップルさんにお問い合わせですね。
と思ったのはいいですが、本題はここからです。
(個人的には最後まで読んでくれると最後の最後でクスッと笑えます。)
アクティベーションロックとは?
iPhoneやiPad、Apple Watch等のApple製品がもし盗まれた時に役に立つ機能のことで、
iPhoneを探すをONのままにしていると、
たとえ初期化をしてもあなたのApple IDでログインしない限り
データを盗むことができず、iPhoneが使い物にならないという機能です。
しかしこれが自分に発動することもあります。
それはあなた自身がiPhoneにログインしているApple IDのパスワードを忘れてしまった時です。
Apple IDのパスワードを忘れた時はパスワードのリセットの秘密の質問で復旧することができるので、
自分でアクティベーションロックが起こったとしても解決できます。
ですがお客さんは秘密の質問がわからないと言ってました。
ということはパスワードをリセットすることができず、アクティベーションロックを解除することが自分ではできません。
そんな時はAppleさんが助けてくれます
もう自分ではアクティベーションロックが解除できない。
そんな時はAppleのサポートセンターが助けくれます。
購入した時の販売証明書(レシートや保証書等)とiPhoneをAppleさんに持っていくことで解決してくれます。
しかしお客さんのiPhoneには大きな落とし穴があったんです。
実は中古のiPhoneでした
Appleさんに持っていってアクティベーションロックを解除する時に購入証明書が必要なんですが、、
その購入証明書は1回目のものに限るんです。
ここで「?」となりましたか。ちょっと難しいお話になるんですが、
新品のApple製品を購入した時にもらえる購入証明書はその製品にとって1回目のものになります。
しかし、中古でApple製品を購入した時にもらえる購入証明書(レシートや保証書)はその製品にとっては2回目のものになるんです。
ということはAppleさんに持ってったとしてもアクティベーションロックを解除することができないんです!
当然1回目の購入証明書なんてものはそのiPhoneを売りに来た人が持っていますし、
売っていったお客さんの情報を漏らすわけにもいきません。
たとえiPhoneの以前の所持者に会うことができても、すでに売ってしまったiPhoneの販売証明書なんて持っているわけありません。
たとえばフリマアプリやオークション等でApple製品を個人やり取りする時はこのアクティベーションロックを知らないような素人が出品者のことが多いので気をつけてください。
なのでお客さんのiPhoneはアクティベーションロックを解除できませんでした。
小話
私、実はこのお客さんにキレられたんですが、なぜかというと
と言われました。
いや出せるわけないやん。
以前の所持者がどこで買ったのかもわからないし、買取する時もレシートなんてもらいません。
そしてお客さんは、
いやそれ買取したよってだけのレシートじゃん。
てかAppleさんが買取のレシートでどうにかなるって言ったんですか?
いやあんたの推測かーい。
とわけのわからないお客さんの推測でキレられました。
終話。