情報社会になりつつある現代、職種問わずIT力は必要になっていきます。
ITパスポートとはパソコンが使える+情報技術の知識を深めるには持ってこいなんです。
またこのITパスポートは国家資格であり、履歴書に書くことができます。
ITパスポートとは?というあなたはこちらにどうぞ

さてITパスポートのことがわかったことで、ITパスポートの内容のストラテジ系に分類される項目の2つ目「在庫管理」の中の「品質管理」について詳しくわかりやすく解説していきます。
またここの項目は出題頻度が高いので良く理解しましょう。
品質管理
品質管理(QE:Quality Control)とはデータを分析、整理のことです。
品質管理は4つの方法で行われます。
これは何図ですか?という問題で出題されます。
1. 特性要因図
特定要因図は結果(特性)とそれに影響があると思われる原因(要因)との関連を整理し、魚の骨のような図にまとめたものです。
実際に図を見た方がいいので例題を見てみましょう。
例題 図は特定性要因図の一部を表したものである。abの関係はどれ?

ア. bはaの原因である。 イ. bはaの手段である。
ウ. bはaの属性である。 エ. bはaの目的である。
出典:初級シスアド平成18年度問70
この問題は何も難しいことはありません。
特定性要因が結果(特性)とそれに影響があると思われる原因(要因)との関連を整理したものというのを知っていたら解けます。
特定性要因の問題ということは「結果・原因」という言葉が含まれていなければおかしい選択肢となります。
なので選択肢イ、ウ、エは消えるので答えが「ア」となります。
また特定性要因図は「魚の骨」がキーワードです
パレート図
パレート図とは、データをいくつか並べて大きい順に棒グラフが作られていて、累積値を折れ線にしているものです。
項目ごとの重要度や問題点(不良品)の整理に使われます。

また在庫管理で「定期発注法」「定量発注法」「2ビン法」が関係してきます。
「定期発注法」「定量発注法」「2ビン法」とは?と思ったあなたはこちらをご覧ください。

パレート図の応用にABC分析というのがあり、主に在庫管理の分野で使われます。
在庫品を各品目の金額や数量によってA、B、Cとグループ分けをします。
Aが「定期発注法」Bが「定量発注法」Cが「2ビン法」となります。
散布図
散布図は相関関係を見るために使われます。
相関関係とは一方が変わればもう一方も変化する関係のことを言います。
正の相関:一方が大きくなると他方も大きくなる
負の相関:一方が大きくなると他方も小さくなる
相関なし:双方に影響はない

このグラフは強い負の相関がある場合です。
まとめ
問題の出され方は「これは何の図ですか?」と聞かれます。
出題頻出は低めですが、散布図でいうと「グラフを見て、負の相関となっているものを選べ」というのもあります。
私の解説でも十分ですが、ITパスポートはテキストでの学習もすれば、取得が確実なものとなります。
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