取得すると就職活動において大きな強みとなる国家資格の「ITパスポート」
実は企業で内定が決まった後、働き始める前までにITパスポートを取得しておいてねーという企業は少なくない。
ITパスポートって何?というあなた。これから勉強するけど試験はいつ?会場は?など細かく知らないあなたはこちらを見てください。
ではITパスポートがなんなのかというのがわかったところで、
ITパスポートの中でストラテジ系に分類される項目の1つ「企業活動」について詳しくわかりやすく解説していきます。
1. 企業活動と経営資源
ここの項目では、コンプライアンス・ステークホルダ・CSR・ディスクロージャというのがキーワードになります。
よくTVでも耳にするコンプライアンスとは法律や常識(社会規範)を守ることがコンプライアンスと言います。
しかし企業活動は、このコンプライアンスするだけでは足りず顧客や取引先、従業員等などのステークホルダ(利害関係)との関係も大切にし、責任を持たなければなりません。
CSRとは企業も社会を作る一市民として義務を負うことで、
例えばステークホルダが何かを要求してきたら適切な説明と積極的な情報開示(ディスクロージャ)を行う必要があります。
絵で表すと、、
2. 経営管理
経営管理において大切なのがコーポレイトガバナンス。
コーポレイトガバナンスとは企業の目的に適した経営が行われるように、経営を統治する仕組みのことを言います。
そして次に大切なのはOJTとOffJTです。
これは英語も覚えておくと間違えにくくなります。
OJTとはOn the Job Trainingと言って会社の中で先輩等に仕事に繋がる知識や技能を教えてもらうことで、社内新人研修のことです。
OffJTとはOff the Job Trainingと言って会社の外で基礎知識や一般的な知識を身に付けることで、英語をどこかに通って学ぶことも言います。
3. 経営組織
企業は様々な組織により構成されており、その構成組織には色々な構造がありそれぞれ名称があります。
職能別組織
職能別組織とは、経理、営業、製造、人事、開発等活動によって区別した組織構造のことを言います。
事業部制組織
製品別、顧客別、地域別などにより企業をいくつかのグループに分け、グループごとに責任をおう組織構造のことを言います。
マトリックス組織
職能別組織と事業部制組織が合体した形で構成員がどちらにも所属し、業務をする構造です。
プロジェクト組織
特定の目的を実現するために、専門知識等を持った人材を集めて臨時的に構成される組織です。
社内ベンチャ組織
もともとできている組織の中から独立して、新しい事業に取り組む組織です。
カンパニ制組織
企業の中に事業領域ごとに独立させ、それぞれで責任を持たせる組織です。
会社の中に小さな会社を作る構造になっています。
CEOとCIO
よく聞く単語ですよね。
CEOとは最高経営責任者です。
COOとは最高業務執行責任者のことでCEOの指揮のもと組織内の経営責任を負う役割を持っています。
CIOとは情報統括役員のことで情報システム部門の最高責任者です。経営戦略を実現するための情報戦略の立案と実施を主導します。
このCIOはITパスポートの試験で出題頻出が高いです。
注目キーワードは「経営戦略」「情報戦略」です。
この2つが出てきたらCIOです。
ITパスポートにおいてはCIOが大事ですね。
最後に
ITパスポートの中でストラテジ系に分類される項目の1つ「企業活動」についてはここまでです。
私もわかりやすく解説をしていますが、やはりITパスポートの練習問題は解いておいて損はないです。
むしろ練習問題は解いて解いて解きまくってください。
その練習問題を解きまくるのに持ってこいなのはこれです!
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